美濃焼の 土とガラスの 美のコラボ
世界にひとつの みなもを描く
「Glass Studio 三日月」で出会う、物語のある器たち
御嵩町の中山道沿いに、ひっそりと佇む小さなガラス工房があります。
名前は「Glass Studio 三日月」。ガラス作家のご夫婦が営む、手づくりの温もりにあふれた工房です。
沖縄でガラスを学び、地元・御嵩に戻って工房を開いたおふたり。
「ただいま」と帰ってきたとき、地域の人たちが本当にあたたかく迎えてくれたそうです。
工房を建てるときも、草刈りや搬入など、近所の方々が総出で手伝ってくれたとか。
そんな“ぬくもりの恩返し”のように、三日月のガラスたちは今日も静かに輝いています。
祝いの席に、さりげない華を。御嵩町の“たからもん”「紅白の酒器」
紅と白の彩りが美しい「紅白の酒器」は、「みたけのたからもん」にも認定された逸品。
家族や親戚、地域の人たちが集まる“ハレの日”にぴったりの酒器です。
見た目の美しさはもちろん、こだわっているのは「透明度」「使いやすさ」「口当たり」。
手にしたときの軽やかさ、くちびるに触れたときのなめらかさ──すべてが繊細で、丁寧な手仕事が感じられます。
「昔ながらのお祝いの場に、そっと寄り添える器をつくりたい」
そんな想いから生まれたこの酒器には、御嵩の風景と、人のつながりが映っているようです。
土とガラスが出会って生まれた「みなもグラス」のやさしい表情
三日月の工房では、御嵩町の土を活かしたユニークなガラス作品も手がけています。
その名も「みなもグラス」。
御嵩には陶器づくりに適した良質な土があります。
でもその“土”は、焼くと「縮もう」とする素材。
一方、ガラスは焼くと「膨らもう」とする性質。
まるで正反対のこのふたつをあえて組み合わせてみたら、どうなるだろう?
試行錯誤を重ねて、やがて生まれたのが、幻想的な模様と凹凸が美しい「みなもグラス」です。
「水面(みなも)」のように揺らぐガラスの模様。
手に取ると、自然の風景や、御嵩と沖縄というふたつの土地が重なりあったような、不思議な奥行きを感じます。
作り手に会いに、器に触れに。「Glass Studio 三日月」で体験するひととき
「Glass Studio 三日月」では、作品の購入だけでなく、タイミングが合えばガラス体験もできます。
工房の中で直接、作り手の手仕事を見ることができる時間は、何よりも贅沢。
夫婦で穏やかに語り合いながら、ひとつひとつ形づくられていく器たち。
その姿を見ているだけでも、心がほぐれていくようです。
お祝いの贈り物や、自分へのごほうびに。
特別な日にふさわしい「紅白の酒器」。
日々の暮らしにそっと溶け込む「みなもグラス」。
どちらも、見た目の美しさだけでなく、触れたときのやさしさまで、記憶に残る一品です。
さいごに:
ふとした瞬間に、誰かを想う器があります。
御嵩の町で、沖縄の風を感じるガラスに出会いませんか?
基本情報
住所 | 岐阜県可児郡御嵩町西洞5933-7 |
電話番号 | 0574-67-4766 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
営業日 | 金・土・日曜(第3日曜はお休み) |
アクセス | 国道21号線より北へ車で約5分 |
ウェブサイト | https://www.shop-mikaduki.net/ |
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