【御嵩町】パティスリーランド~ケーキ&焼き菓子~

季節ごと 食べやすいよう 味変わる
       もうひとつ あとひとつだけと 手がのびる

「やさしい甘さ」がつなぐ、御嵩の味と人の想い。
パティスリーLANDで見つけた、心ほどけるひととき

岐阜県・御嵩町。中山道の面影を残すこの町に、かわいらしい一軒家のパティスリーがあります。
その名は「LAND(ランド)」。白い壁と木のぬくもりが印象的な外観に、思わず「ただいま」と言いたくなるような温かさが漂っています。

玄関のドアを開けると、ふんわりと焼き菓子の甘い香りが鼻をくすぐり、ガラスケースの中には季節のフルーツが彩るケーキたちがずらり。
だけどここLANDの魅力は、見た目の可愛さだけではありません。


四季を感じるショートケーキ。“やさしい甘さ”へのこだわり

LANDで一番人気のスイーツは、なんといっても「ショートケーキ」。
ふわっと軽いスポンジに、ほどよい甘さのクリーム、そして季節の果物。どれも優しく調和しながら、ひとくちごとに幸せが広がります。

驚いたのは、その甘さが日によって微調整されていること。
「春のぽかぽか陽気の日には、さっぱり軽く。秋の肌寒い日には、ちょっと濃厚に」。
そんなふうに、まるで空気の温度やお客さんの気分まで想像しながら、味がつくられているのです。

「甘いものが苦手な方でも、家族の集まりで“これなら食べられる”と言ってもらえるように」
「甘いものが大好きな方には、“もうひとつ食べたくなる”と感じてもらえるように」

そんな想いが詰まった、シンプルでやさしい甘さのショートケーキ。
ケーキってこんなに“思いやり”でできていたんだ…と、心まであたたかくなります。


地元の誇り「みたけのええもん」に選ばれた焼き菓子たち

LANDには、ケーキ以外にも、御嵩町の文化や人の想いをかたちにした焼き菓子がたくさん並んでいます。
どれも「みたけのええもん」に認定された、地元に愛される商品ばかりです。


🍋みたけのれーもんドーナッツ

御嵩町の上之郷中学校の生徒が育てた「へごやま茶」と、可児才蔵ゆかりの地・広島の「瀬戸内レモン」を使った一品。
しっとり生地の中に、お茶の香りとレモンのさわやかさがふんわり広がります。


🍫たんこうショコラ

炭鉱(亜炭)から着想を得た、御嵩町の歴史を感じるクランチチョコ。
香ばしい「中鉄砲大豆」のカリッとした食感と、ほんのりビターな味わいがクセになります。


🍃へごやまラングドシャ

東濃実業高校の生徒がクラウドファンディングで開発。へごやま茶を生地とチョコレートに練り込んだ、贅沢な味わい。
青春のひとコマごと、焼き込まれたような一枚です。


🌿笹クッキー

御嵩出身の戦国武将・可児才蔵の異名「笹の才蔵」にちなんだクッキー。
笹の葉の形と模様が丁寧に描かれた生地には、へごやま茶の粉末が練り込まれています。
地元の誇りが一枚にぎゅっと詰まっています。


🍘中山道石畳おこし

中山道・謡坂の石畳をイメージした、みたけ米のポン菓子。
キャラメル&チョコのコーティングと、ピーナッツ・カカオニブの風味が絶妙なアクセントに。


おいしさの向こうに見える、“つくる人”のぬくもり

LANDの焼き菓子には、地域の中学生や高校生の姿、御嵩の歴史や自然、そして人々の誇りがしっかりと映し出されています。
そして、そのひとつひとつを「おいしいね」と笑いながら丁寧にすすめてくれる、オーナーさんたちのあたたかさもまた、LANDの魅力です。

どこか懐かしい味、だけど新しい発見もある──
そんなやさしい驚きに出会えるのが、このパティスリー。


贈りたくなる、帰りたくなる、そんな場所

贈り物にしても喜ばれそうだし、自分へのごほうびにもぴったり。
遠くの家族や友人に「御嵩っていいところだよ」と教えたくなるような、そんな味がここにはあります。

町を歩いた帰りに、ちょっと寄り道して。
ケーキと焼き菓子を包んでもらう間に、ガラス越しにお菓子づくりの様子を眺める時間も、またごちそうです。


小さな一軒家のパティスリーで“おいしい御嵩”に出会いませんか?

基本情報

住所〒505-0125 岐阜県可児郡御嵩町伏見848番地
電話番号0574-50-2644
営業時間10:00~19:00
休業日水・木曜日(臨時休業あり)
アクセス県道381沿い。東濃実業高校近く
ウェブサイトhttps://patisserieland.com/

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